どうも、ぶんぶんです。
ダイワのハイコスパリールとして名高いリール「レブロス」。馴染み深い方も多いのではないでしょうか。今回その真価に探るべく、【20レブロスLT 2000S】を購入したので開封インプレ&レビューしていきますね。
旧レブロスからの進化点
僕は旧モデルのレブロス 2004を2年間使い倒してきました。使用釣種はメバリング・トラウト(管理釣り場、ネイティブも)がメイン。
低価格帯のリールの中ではかなりコスパは良い。というかコスパ最高峰の部類に入ると思ってます。(実際、使っているアングラーも良く見かけました)
そんなレブロスは旧モデルから何が進化したのか?
まずはなんと言っても※LT化 されて軽量になったこと。これが最大の売りだと思います。
※ダイワのリールコンセプト「light&tough」・・・軽量かつ強いリールのこと
あとはATDが搭載されたことでしょうか。1万円を切るリールでATD化されたのはなかなか珍しい(というか自分は他にレガリスしか知らず)ATD搭載機としてはたぶん最安値ですね。
※ATDはダイワ独自のドラグシステム。個人的には滑り出しが滑らかな印象。
ドラグノブも口径がサイズアップ。僕はこっちのほうが好きなのでありがたや。
あと細かいところを言うとラインストッパーが新型の幅広のやつ(パーフェクトラインストッパーだっけ?)になったので格段にラインはとめやすくなりました。マジでシマノこれマネしろよ・・・。
その他で挙げるとハンドルノブの大きさと材質ですね。15モデルがプラスチックだったのに対し、20モデルは滑りにくいゴム(おそらくEVA?)になってます。そして大きさもちょっと小さい。
ハンドルノブの大きさは個人の好み次第ですが、僕は巻きにくくなる感覚は持たなかったのでアリ派です。とはいえ、軽さを追及してるんだと思いますが、小さすぎるノブはあんまり好みではありません。
この辺は公式サイトやメディアなんかでもよく取り上げられてるはずなので、そちらを参考にしてみてね。
開封レビュー
まず開封して素直に感じたインプレからつらつらと。
グリス塗布不良:価格帯からしてまぁ許容範囲内
たまにあるグリスがにじみ出てる個体でした。(アマゾン購入品)実釣に問題が出るレベルではないのでフキフキしてスルー。上位機種でもたまーにあるしね。
巻き感:十分滑らか。耐久性は疑問。
そりゃ上位機種と比べるとなめらかさは劣りますが、何ら不満はありません。十分すぎるくらいシルキーです。実釣を経てどれだけ劣化のスピードが速いか?これに尽きると思います。この点、ダイワお得意のタフデジギアは非搭載のため、やや耐久性には期待薄かと。
重量感:確かに減量されてるが・・・
確かに旧レブロスより重量感は下がりましたね(あたりまえー)
旧レブロス2004・・・235g
新レブロス LT2000S・・・200g
スペック上では-35gの大幅減量してるんですが・・・。
ここは個人的な感想ですが・・・、なんというかLT化の感動が・・・無い。基本的に2000番以下のLTリールって200gを軽く切っているので持った瞬間「かるっ」と感じてしまいがちなのだがそれがない。
まー、よく考えると2000番クラスのLTスピニングリールの中では最安なので当たり前かも。
ドラグ音:個人的には好き
旧レブロスは金属的なチリチリ音ですが、新レブロスはこもったような金属音ですね。うるさいドラグはあまり好きではないので、僕はこちらのほうが好みです笑。
真のライバル?レガリスLTと比較してみる
価格帯的にも対抗馬として名が挙がるであろうダイワ・レガリスと比較すると一体どうなんでしょう?
メーカー希望価格を見てもかなり拮抗してますよね。
レブロスLT・・・8,700円
レガリスLT・・・10,000円
※2000番の比較
若干ですが、レガリスのほうが価格は上ですね。(ていうか、なんでダイワはこの価格帯の隙間を埋めにきたのでしょうか・・・)
僕はレガリスLT(LT2500S-XH)も発売から1年間使い込んできました。使用釣種はトラウト、ボートアジング(バチコン含)、シロギス、ハゼなどなど。2019年で最も登場頻度の多かったリールの1つでした。たぶん釣行回数で見ると30日以上使ってると思います。
で、早速結論から言うと、
「全体的に見てレガリスがオススメ」です。
理由は3つ。
理由1:全番手でレガリスが軽い
2000番ではレガリスが10g軽いです
レブロスを検討されている方の購入理由は、
・LTの軽いリールを体感したい
・手軽な価格帯のリールが欲しい
・サブ機として
ってのが大半なのでは?と勝手に思ってます。
特にLTリールを低価格で体感したい、って方ならレガリス一択だと思います。あえてレブロスを買う理由を挙げるとするならば、ロッドとのタックルバランスを取って重めのリールを選ぶ以外で思いつかない・・・。
ちなみに僕は持ち重りしやすいパックロッドを使う機会が多いので、この価格帯で選ぶならばレブロスはありだと思ってます。
理由2:タフデジギアが気休め的にも耐久性を保証してくれる
レガリスはタフデジギア搭載。耐水機能は備わってませんが、多少ギア寿命には期待できそう。
理由3:実売価格差は1,000円くらい
レブロスが6,000円前後なのに対し、レガリスは7,000円ほど。英世1枚の犠牲で済むのなら僕は十分その価値があると思います。
せっかくなので、ドラグ部のみ分解してみました。
見た感じ、ドラグ構造は同じっぽい。さらに分解。
おまけで旧レブロスと上位機種のカルディアLT4000番のドラグ内パーツも並べてみます。
やはり構造はレブロスLT=レガリスLTのようです。どちらもフェルトワッシャー1枚なので性能は同じかと。カルディアは4000番ってこともありフェルトは2枚+金属1枚ですな。
まとめ
今回は旧レブロス/レガリスと比較して新レブロスLTを見ていきました。良いこと、悪いこと書いてみましたが・・・。
最後に箇条書きでまとめてみますね。
・レブロスLTを単体で見ると超安くて巻きもスムーズで、ハイコスパな良いリール。数年前なら普通に10,000円以上する質感・機能性を持っていると思う。
・旧モデルからあらゆる面で進化している。特にLT化はデカい。
・予算1万以下でLTリールをまずは1台体感してみたい!って方はレガリスがオススメ。ていうか、個人的には総合的にレガリスのほうがオススメ。
・レガリスとレブロスのドラグ構造(おそらくドラグ性能も)同じ
では~。