みなさんこんにちは、ぶんぶんです。
今回は初夏~秋の風物詩「テナガエビ釣り」の仕掛け・エサについて解説します。
僕はテナガエビ釣り歴3年くらいですが、毎年シーズンになるとドップリやりこんでしまう魔性の釣りだと思っています・・・。
テナガエビってどんな生き物?
テナガエビは河川に生息する文字通り「手が長いエビ」です。(実際は手じゃなくて前から二番目の「脚」が長い)
オスの脚はメスに比べてメチャクチャ長いので、すぐに雄雌の判別がつくと思います。
テナガエビは肉食性で小魚や虫を捕食して食べています。夜行性なので夜になると岩陰から出てきて活発にエサを探し出すようになります。とはいえ、場所によっては真昼にでも目視でテナガエビが移動する姿を確認できますよ。
テナガエビ釣りの魅力
テナガエビ釣りは魅力がいっぱい。釣りの中でも最も優しいジャンルに入ると思います。
手軽で初心者にも簡単
テナガエビ釣りはとにかく簡単!いる場所さえわかってしまえば、まずボウズはないと思います。ふらっと釣り場に行って1時間ほどで帰ってくる、なんてことも可能です。
僕も釣り初心者と一緒にテナガエビ釣りに行ったことがありますが、10匹以上のテナガエビを釣っていました。難しいことをする必要がないので、釣りが初めての方でも気軽に挑戦できますよ。
夢中になれる
エビ釣りと言われるとなんだか「小さな子供の釣り」というイメージを持ちがちですが、やってみると大人も夢中になってしまいます。派手さこそないものの、あっという間に時間が過ぎてしまう中毒性が高い釣りだと思います。
シーズンと時間帯
次にテナガエビ釣りのベストシーズンと時間帯について説明しますね。
ベストシーズン
テナガエビ釣りのベストシーズンは6~8月。ポイントによって異なりますが、全国的に5月頃から釣れだして9月頃まで何とか狙うことができます。特に、僕のオススメは梅雨前後。雨の後は水が濁ってしまいますが、テナガエビの警戒心が薄れて数釣りが楽しめます。
夏場の釣りになるので飲み物は忘れずに持っていきましょう。
時間帯
テナガエビは夜行性の生き物です。絶対に釣りたい、という方は夕方~夜に行くのがオススメ。夜の場合はライトで水中を照らしてテナガエビを見つけて目の前に仕掛けを落とすと間違いなく食いついてきます。もしくは電気ウキを使うとテナガエビのアタリを見分けることも可能。ただし、夜の河川は危険もあり、ヘッドライトなどの装備が必須になります。初心者の方は昼間の釣りがオススメです。
もちろん日中でもテナガエビ釣りを楽しむことができます。
夜ほど活発にテナガエビは動き回りませんが、障害物のまわりを探してみると長い手が穴から出ていたりするので目の前にエサを落としてあげるとそそくさと食いついてきます。
テナガエビ釣りの道具
テナガエビ釣りの道具はいたってシンプル。
・竿(ロッド)
・仕掛け(ウキと釣りバリセットがおすすめ)
・エサ
・バケツ(釣ったテナガエビを入れる用)
・タオル
・エアポンプ(できれば)
竿、仕掛け、エサ、バケツさえあれば釣りに行けちゃいます。それぞれ説明していきますね。
竿(ロッド)
テナガエビは釣りバリにかかると後ろにピョンピョンと跳ねて逃げようとします。この時にテナガエビの跳ねを吸収できる竿先が柔らかいものがオススメ。小物用の竿であれば大体使えます。ダイソーの竹竿でも問題なく釣れますよ。テナガエビ釣りに高い竿は必要ありません。
竿の長さは場所に応じて決めると良いです。消波ブロック(テトラポット)や見える範囲で釣りを楽しむ場合は1mほどあれば十分。ちょっと岸から離れた障害物まわりを探るのであれば3mほどの延べ竿を選べばOKです。
短・長で1.5mと3.0mの2本の竿があるとベストです。とりあえず1本だけ!という方は1.5mの竿が取り回しが簡単でオススメ。
どちらも2000円以下で買えて、安くて使いやすい。コンパクトなので持ち運びにも便利です。
仕掛けと釣りバリ
釣りバリはテナガエビ用のものを必ず購入してください!釣果がまるで違ってきます。
ハゼ用の針と比べるとその大きさの違いが分かりますよね。
テナガエビの口は非常に小さく、少しでも針が大きいと針掛りしにくくなります。
テナガエビ釣りの仕掛けですが、基本的にはウキ仕掛けです。目視で狙う場合はウキは必要ないのですが、遠くのポイントを狙う場合はウキ仕掛けは必須。とりあえず現場で困らないように持参したほうが無難です。
↓のウキ&針セットは僕の愛用ウキ仕掛けです。パッケージに竿との結び方まで書いてあるので初心者でも簡単に準備をすることができますよ。
長時間釣りをする方は替えバリを持っておくと安心。釣りバリは無くなっていくものです。ちなみにハリは単品でも購入できます。色んなサイズの針がありますが、大手の釣りバリメーカーでもあるオーナー製のものが安くて安心。迷ったらとりあえずこれを買えば間違いないです。
エサ
テナガエビは肉食の生き物。獰猛で食欲旺盛な性格もあり、本当に色んなエサを食べます。↓のエサが一般的なエサですね。
- 虫エサ(イソメ、アカムシ、ジャリメなど。釣具屋で購入可。)
- ミミズ(河川敷などで入手するか、釣具屋で購入可。)
・・・いやぁ、全体的にキモイエサばかりですよね。ていうか釣具屋に行くのも手間だったり・・・。
というわけで、僕がオススメするのは↓の手軽に調達できるエサです。このエサで問題なくテナガエビは釣ることができます。余ったら食べてもいいですしw
- カニカマ(コンビニ、スーパーで購入可)
- おつまみのさきいか(コンビニ、スーパーで購入可)かまぼこ(コンビニ、スーパーで購入可)
- かまぼこ(コンビニ、スーパーで購入可)
これならすぐにでも調達できますよね。
個人的にはカニカマが一番オススメ。身も柔らかくてテナガエビも食べやすく、絶妙に針からエサが取れないです。
さきいかは余ったら晩酌に・・・w
何より虫エサのように生き物ではないので、初心者でも手軽だと思います。できれば、小さめのハサミがあると現場で簡単にカットすることもできます。
エサを釣りバリにほんのちょっとだけ付ければセット完了。もう釣りをすることができますよ。解説している動画もあるので、併せてみてみるともっと理解することができると思います。
釣れるポイント(場所)
テナガエビが釣れるポイントはシーズンを通して限られています。
例を挙げると、下記のような場所です。共通するキーワードは「障害物」と「隙間」。
- 敷石、岩のすき間
- 木の杭などの根本
- 川底のスリット※底に隙間があり周りよりも少し深くなっている場所があります
始めて行く場所では、まず「どこにテナガエビがいるのか」を考えてポイントを探すことから釣りがスタートします。上記の2つのキーワードをもとに探してみてくださいね。
また、テナガエビ釣りの有名ポイントであれば、間違いなくそこで釣りをしている人がいます。その方に「どこで釣れるのか?」を少しだけお話を聞いてみるのも有効な手段です。
多摩川に近い方はポイントの紹介もしているのでご参考ください!
釣り方
テナガエビ釣りは「見釣り」と「ウキ釣り」で大きく2パターンの釣り方があります。
見釣り
その名の通り、テナガエビを見つけながら釣りをする方法です。水深が浅いポイント、もしくは消波ブロックなどでは非常に有効な釣り方です。初心者でもテナガエビを見ながら釣りができるので、「あっ、食いついてきた!」みたいな興奮があります。
歩きながら回遊するテナガエビを見つけるか、岩のすき間から出ているテナガエビのハサミを見つけるようにしてみましょう。
テナガエビを見つけたら難しいことを考えずに見える範囲にエサを落としてください。めちゃくちゃ簡単に食いついてきます(笑)
ウキ釣り
ウキ釣りは先述したウキを使用してテナガエビのアタリを取っていく方法です。水が濁っていてテナガエビの姿が見えないときや、沖の障害物を狙うときに非常に有効です。テナガエビ釣りの基本的な釣り方だと思います。
注意点は「ウキを水面に浮かべないこと」。ウキを浮かべてしまうとテナガエビのアタリが分かりにくくなってしまいます。水面から少し沈むようにウキの位置を調整する必要があります。
動画で見てみると分かりやすいですね。
アワセ
テナガエビ釣りの醍醐味である「アワセ」。アワセとは竿を「クイッ」と上げて、釣りバリに掛けることです。
テナガエビ釣りではアタリがあってからすぐにアワセを入れるのは厳禁。まず間違いなく針に掛からないです。テナガエビはエサを持ちかえて食事をします。
- ウキ釣りの場合・・・ウキの移動が止まってから10秒~20秒
- 見釣りの場合・・・テナガエビの動きが止まってから10秒~20秒
これくらいの時間を目安にアワセを入れてあげると良いです。アワセの時間は人によって色々と意見が分かれるので上記は目安の時間でOK。そんなに難しく考えなくて大丈夫です!
動画でも詳しく解説しています。
まとめ
今回はテナガエビ釣りの基本について解説してみました!
夏の風物詩ともいえるテナガエビ釣り。お近くにテナガエビのポイントがある方は是非挑戦してみてください!お子さんがいる方でも一緒に簡単に釣れる良いターゲットですよ。
きっと大興奮間違いなしの釣りになると思います。
ではでは(^^♪