【渓流釣り入門】魅力、ターゲット、釣り方の種類、注意点を解説するよ
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みなさんこんにちは、ぶんぶんです。

今回は、

・渓流釣りの魅力と特徴ってなに?
・渓流で釣れる魚が知りたい!
・渓流釣りの種類って?

という疑問に答えます。渓流釣りに初めて挑戦される方向けの内容です。

渓流釣りの魅力・特徴

まず、僕が感じる『渓流釣り』の魅力についてご紹介します。

渓流の美しい景観

渓流釣りの魅力といえばやはり、『美しい自然の中を釣り歩くこと』

僕が行ったことがある河川の写真をいくつかご紹介。

まさにエメラルドグリーン!
片道1時間かけて登った河川の上流部
夏の終わりの美河川

あくまで一例の写真ですが、いかがでしょうか?

もうこの河川の景観を見るだけでも『あ、別に釣れなくてもいいかw』ってなりませんか?

もちろん魚が釣れることがベストですが、それよりも『自然に癒される』ってことがこの釣りの何よりの魅力だと僕は思っています。

本当に最高。癒されるわぁ。

『美しい1尾』を求め歩く爽快感

もう1つ、渓流釣りの魅力は『釣れる魚が美しい』ということ。

渓流で釣れた『アマゴ』

渓流で釣れる魚は、どれも美人ばかり。

たとえ釣れたサイズが小さくても、その爽快感が異常です。

釣れるまでは、草の中をかき分け、水に濡れながら、山の中を歩き回る・・・。といった多少の苦難があります。だからこそ、この『1尾』に出会えた時は何物にも代えがたい喜びを感じてしまうのです。

渓流釣りで狙う魚(【渓魚(けいぎょ)】と言ったりします)については、詳しく後述します。

渓流で釣れる魚

次に、渓流釣りのメインターゲットとなる魚種を紹介します。

メインターゲットは『トラウト』

渓流で狙う魚は『トラウト』と呼ばれる魚たちです。『トラウト』とはマス類の魚のこと。

詳しく書くと長くなるので割愛しますが、

  • 淡水で一生を過ごす魚種⇒トラウト
  • 川で生まれ海で過ごす魚種⇒サーモン

というように区別されます。

『サケ』と聞くとデカい魚をイメージしますが、渓流では主に30cm前後の魚を狙います。※一部の釣りポイントには50cmを超える大型魚も生息しています。

それぞれの魚種を見ていきましょう!

ヤマメ(山女)

ヤマメ(小型)
  • 生息域:北海道~九州
  • 見た目の特徴:斑紋模様(パーマーク)を持つ

ヤマメは渓流釣りの主役ともいえる、メインターゲットです。日本全域に生息しているので渓流釣り初心者でも簡単に狙えると思います。

ニジマス(虹鱒)

ニジマス(虹鱒:レインボートラウト)
  • 生息域:各河川の放流状況による
  • 見た目の特徴:背中に黒い斑紋がある。体色は銀っぽい色。エラから尾びれにかけて赤紫色の太い縦縞の模様がある。
  • とにかくパワフルな引きが楽しめる!
    ※サイズのわりに良く引きます

ニジマスも渓流で狙うことができるターゲット。もともと外来種のため、放流個体(もしくは放流したものが自然界で繁殖した個体)を狙うことになります。

アマゴ

アマゴ
  • 生息域:天然アマゴは神奈川県以西の本州太平洋側、四国、九州の瀬戸内海側河川の一部
  • 見た目の特徴:ヤマメとよく似ているが、赤っぽい(朱色)斑点が特徴

アマゴはその見た目が非常に特徴的。美しい朱色の斑点を持っています。生息域は限られており、結構レア?な魚でもあり、生息数は年々減少傾向のようです。

イワナ(岩魚)

イワナ
  • 生息域:日本各地の河川(上流部)
  • 見た目の特徴:白い斑点を持ち、黄色やオレンジの斑点は無い

イワナは日本各地に生息してはいますが、もともと九州には自然個体はいなかったようです。(誰かが放流した?)

他の魚種に比べると上流の冷水域に分布しているのが特徴で、釣りの装備も登山に近いものを準備する必要があります。『岩魚』の名前の通り、岩の陰に隠れていることが多く、他のトラウトよりも臆病な性格。ただ、メチャクチャ獰猛な性格なので、目の前にエサ・ルアーを通すと簡単に食ってくることが多いです。

その他

以上の4つが渓流で狙う主な魚なのですが、一部の河川では似ているけど別種の魚が生息しています。ヤマメとアマゴが交配した魚であったり、ニジマスとは別の外来種などです。

例えば、このブラウントラウト。(通称:ブラウン)

ブラウントラウト

もともとは日本に生息していない【外来種】です。誰かが放流してしまったのでしょう。釣れるポイントとして有名なのが、北海道、東北、甲信越の一部河川。お近くにお住いの方は狙ってみるのもアリかもしれません。

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渓流釣りの種類

渓流釣りは大きく『エサ釣り』と『ルアー釣り』『毛バリ(フライ・テンカラ)』の3つに分けられます。

エサ釣り

  • お手軽度:★★★
  • 最初の1尾までのハードル:★★★★
  • 釣具代の初期費用(目安):最安値で10,000円くらい

エサ釣りでは『川虫』や『ミミズ』などのエサを使用します。

川虫(ヒラタ、と呼ばれる虫)

虫エサキモイ、ダメ絶対。

という方には少しハードルが高いかもですね・・・。

ただ、そんな方には『イクラ』がエサとして使えるのでオススメ。

僕の経験測的には、やはり虫エサに比べるとイクラは釣れる確率も下がる気がします・・・。

基本的には『流れの中にエサを落とす』だけ、というシンプルな釣りなので初心者にもハードルは低いと思います。

エサ釣りをしていのは、結構おじいちゃん釣り師が多いです。

ルアー釣り

  • お手軽度:★★★★★
  • 最初の一尾までのハードル:★★★★
  • 釣具代の初期費用(目安):最安値で10,000円くらいで揃うが、ルアー代が高い…

続いて、ルアー(疑似餌)釣り。僕は基本的にルアーで渓流釣りをしています。

ルアー

ルアーを『投げて』『動かして誘って』『釣る』

至極シンプルな釣りなのですが、釣り初心者の方は『狙ったところにルアーを投げる(投げる=『キャスト』と言います)ことに、最初は四苦八苦すると思います。特に渓流域はピンポイントにルアーを投げることができないと、釣りにならないことが多く、木の枝などにルアーが絡まってロストしてしまうため、お財布にも結構痛い釣りです…。

ただし、慣れてしまえば、エサ釣りでは届かない遠くのポイントを狙うことができるので、『効率的でスピーディーな釣り』をすることができます。

何といってもルアーフィッシングの魅力は『ゲーム性の高さ』にあると思います。

使用するルアーの種類が多いので、それは別記事で紹介します!

▼ルアータックル選びの「考え方」については↓の記事

▼流行中の「渓流ミノーイング」のオススメルアーは↓の記事でご紹介してます!

毛バリ(フライ・テンカラ)釣り

  • お手軽度:★★
  • 最初の一尾までのハードル:★★★★
  • 釣具代の初期費用(目安):最安値で1~2万円くらい

『毛バリ』はその名の通り、動物などの毛(一部合成繊維などもある)で作られた針のことで、『川虫型のルアー』と言えばイメージしてもらいやすいかなと思います。

フライフィッシングで使用する道具

毛バリの釣り方は、①フライ②テンカラの2種類に分けられます。

違いは超シンプル。

『リールを使うか、使わないか』です。

  • フライ ⇒ フライ用のリールを使う ⇒飛距離が出る
  • テンカラ ⇒ リールを使わない ⇒近距離戦限定

これだけ見ると「フライだけでいいじゃん!」と思うかもですが、テンカラはリールを用意する必要がないので、

  • 仕掛けの準備が楽
  • 初期費用が抑えられる

『小さな河川でのみ釣りをする!』という方は、断然フライよりもテンカラがおすすめです。

僕の場合、

  • ルアー釣り(飛距離が出るのが強み)
    ⇒中・大規模河川で使用
  • テンカラ⇒飛距離は出ないがルアーよりもゆっくりと小さなエサを演出
    ⇒小規模河川で使用

というように使い分けています。実際にルアーだけで釣りをするより、釣果も上がりました。

フライとテンカラ釣りの場合、初めは『キャスト』がすっごく難しく感じると思います。これに関しては『習うより、慣れろ!』です。やってれば確実に慣れます。僕もすぐには慣れませんでしたが、釣りを重ねるうちにだんだんと上達しているかんじです。

フライに興味がある方は『ティムコ』というメーカーが、フライフィッシングについてわかりやすいスクール動画を出しているのでご参考になると思います!

渓流釣りの注意点

最後に渓流釣りの注意点。危険が伴う場合もあるので、ご注意を。

基本的に『遊漁券』を購入する必要がある

渓流は自然のもの。ですが、「人が管理しているもの」でもあります。

全国の河川には管理漁協が存在しており、計画的な魚の放流・管理を行っています。ですので、釣りをする際は『遊漁券(ゆうぎょけん)』と言われる釣り券を購入する必要があります。

必ず釣りをする前に、その河川の遊漁券の有無を調べましょう。「河川名 遊漁券」で調べるとネットで検索できますよ(^^♪

一部の河川(まだまだ少ないですが・・・)ではアプリなどで遊漁券を購入できます。掲載がある河川であればアプリ使用がオススメです!アプリで購入できない場合は、コンビニや河川の近くの釣具店などで購入することができます。

つりチケ:https://www.tsuritickets.com/

フィッシュパス:https://www.fishpass.co.jp/news/

野生動物との遭遇

渓流は自然に囲まれているのが魅力的な反面、野生動物と遭遇する確率も高く、対策も必要です。

とくに危険なのが、

  • クマ(本州はツキノワグマ、北海道はヒグマ)
  • イノシシ
  • サル

このあたりだと思います。

実際に僕は体調1.5mほどのクマ(ツキノワグマ)に渓流で遭遇し、目が合ってしまった経験があります。死んだかと思いました・・・。

運よくクマが驚いて逃げてくれたのが幸い。

その時はクマよけグッズなどは一切持っていませんでしたが、遭遇以降はラジオを流しながら歩いたり、釣り場に入る前は大音量でアラームを鳴らしたり、クマ撃退スプレーなんかも持ち歩いています。

動物側も好きで人間に遭いたいわけではありません。共存するためにも、「ここに人間がいるよ」というアピールをしてあげるのが一番大事なんじゃないかと思っています。

装備は必要

渓流は基本的に「釣り歩くことが多い」釣りです。なので、それなりの装備が必要。危険が伴うことを理解しつつ、釣りを始めましょう。ただし、そんなに身構えなくてもOKです(^^♪

シンプルに釣りを楽しみましょう!

まとめ

今回は『渓流釣り』入門!ということで、渓流釣りの魅力、釣れる魚、釣り方の種類、注意点をまとめてみました。

個人的に、渓流釣りは『1人で釣りを始めるのには最適な釣り』だと思っています。

かっこつけた言い方をすると、

『誰にも邪魔されず、自然と対話する大人の釣り』

と言える釣りです!

僕も渓流釣りを始めてからドハマり中。

ぜひ一度チャレンジしてみてください(^^♪

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