みなさんこんにちは、ぶんぶんです。
今回は初心者の方にもわかりやすく「アジング・メバリング」について解説します。
何を隠そう、僕自身も初めてチャレンジしたルアーフィッシングです。似たように見える両者。しかし、それぞれの釣り方で異なる点があるので、詳しく解説していきますね。
アジング・メバリングとは?
アジング・メバリングとはどちらも「ライトソルトゲーム」という釣りのカテゴリーに入ります。ライトソルトゲームを一言で表すと、「海の小物系を軽量ルアーで狙う釣り」です。
釣具屋さんにいくと「ライトゲーム」と書かれているコーナーがあると思います。そのコーナーに大体売っているのがアジング・メバリング用のルアーです。
名前の通り、対象魚の語尾に「ing」を付けた呼び方で、それぞれのターゲットに特化した釣り方です。
- アジング=「アジ(鯵)」+「ing」
- メバリング=「メバル(目張)」+「ing」
他にライトゲームのターゲットとしてはカマス・メッキ・カサゴ(アラカブ、ガシラ)といった海の小型魚が挙げられます。
近年では特にこのアジングとメバリングが人気となっていますね。どちらも日本人にとっては身近な魚ですし、その辺の漁港に行けば誰でも狙うことのできるターゲットです。
使用するルアー
次にアジングとメバリングで使用するルアーを詳しく解説しますねー。どちらも同じようなルアーですが、メインとなるルアーの種類が微妙に異なってきます。
ルアーの重さはほぼ同じ
アジングとメバリングで使用するルアーは軽いもので1.0g以下、重いものでも8g以下くらいです。したがって必然的にアジングロッドとメバリングロッドの適合ルアーウェイトはほぼ同じくらいになります。ただ、最近では小型ルアー特化ロッド1.0g前後を投げるロッドなど各メーカーで特徴のある=「尖った」ロッドを出すようになってきた印象です。
使用するルアーの種類
次にアジング・メバリングで主に使用するルアーを3種類挙げていきますねー。それぞれの特徴も解説しまーす(^^♪
ソフトルアー(ワーム)+ジグヘッド
アジング・メバリングともにメインで使用する人が多いのがソフトルアー(ワーム)です。なぜか?そのメリット・理由は↓の3つですね。
- 単価が安く経済的
- 釣果が安定しやすい
- 色んなレンジ(深さ)に対応できる
ワーム単体では軽すぎて飛距離が出ないので「ジグヘッド」と呼ばれるハリとオモリが一体化したものに刺して使用します。(写真一番上)
とにかく初心者はワーム+ジグヘッドを買えば間違いないです。他の種類のルアーはどちらかというとシチュエーション特化型。釣れる場面を少し選びます。
補足ですが、このワーム+ジグヘッドを使って作る応用的な仕掛けも。これはまた別記事で紹介しますねー。
ジグ
ジグは主にアジングで使用します。他にもカマス、メッキなど、積極的に獲物を追ってくるターゲット狙いでも有効です。使用するメリットとしては、↓の3つです。
- 手早く、広範囲を探ることができる
- 小魚を食っている良型アジを狙うことができる
- キラキラ光るものが多いのでアピール力が高い
詳しくは後述しますが、アジとメバルの決定的な違いはズバリ「食性」です。アジは小型とは言え、「回遊魚」。素早く泳いで獲物を捕食します。つまりジグのようにキビキビと動くルアーはアジにとってまさにいつも食べている「ごはん」なのです。
一方メバルは「ゆっくり目線の上を通る」、もしくは「落ちてくる」エサを待って捕食しますので、メバリングでジグを使用する人はあまりいません。もちろん、メバル狙いでも場面によっては有効な時もありますよ。
プラグ
プラグは主にメバリングで使用します。主なメリットとしては↓の3つ。
- ゆっくりとルアーを動かせる
- 一定の深さでルアーを「魅せる」ことができる
- 深さのキープ(レンジキープ)が簡単
先述の通り、メバルは目線の上を通るエサを待って捕食する魚です。根魚(ロックフィッシュ)ですので、基本的には自分のテリトリーを持ちエサが流れてくるのを待っています。
ですので、プラグのようにゆっくりと動かせるルアーが非常に効果的です。したがってメバル用として販売されているルアーの9割は水に浮くフローティングタイプ、もしくはゆっくりと沈むスローシンキングタイプのものです。
ルアーによっては「ほっとけメソッド」、つまり水面をプカプカ浮かして潮に流しながらメバルのアタリを待つものもあるくらいです。面白いのは、シチュエーションによっては先述のワームよりも好釣果をたたき出すことがあるのがプラグです。
ちなみにプラグとは「木やプラスチックなどの素材でできているハードルアーの総称」のこと。プラグの中には、
- ミノー
- ペンシル
- ポッパー
- クランク
- シャッド
- バイブレーション
といった複数の種類があり、それぞれ向き不向きがあります。これを語りだすと長くなるので(笑)、これはまた別記事で・・・。
ハードルアーのオススメは↓の記事。
ライトゲーム全般のオススメワームは↓の記事で紹介してますー。
アジングとメバリングの違い
先述の通り、アジとメバルは根本的に捕食の仕方が違うので釣り方も異なってきます。しかし使用するルアーの範囲が重なっているので、同じような釣りだと誤解されるかもしれません。
「アジングとメバリングの違い」の違いはまず先述のルアーの違い。そしてもう1つ、決定的に異なる点があります。何か?
それはズバリロッド(竿)の性質です。これはもうホントに真逆と言っていいほど違います。
この点は非常に重要なところですので、別記事で解説しています↓
アジング・メバリングの魅力
最後に、これは自論になってしまいますが、アジング・メバリングの魅力についてです。というかライトゲーム全般に言えるかもです。
簡単に魅力を書くと、↓の3つ。
- とにかく手軽
- 手軽ながらもゲーム性が高い
- 意外な大物ゲストが登場することもある
特に伝えたいのは2です。アジやメバルを釣るだけ、ならばエサ釣りでもできますよね。しかしルアーで釣ろうとすると1匹を釣るのにも四苦八苦することも・・・。その1匹を色んなアプローチで思考を働かせながら釣る、まさに「ゲームフィッシング」なのです。
ここで誤解してほしくないは「エサ釣りよりも釣れない」なんてことは絶対に無い!ということです。
ある日の夕方、僕の隣でサビキ釣りでアジを釣っているおじさんがいました。確かに釣れているのですが、ポツリポツリ、という感じ。その横で沖の深場をジグで狙っていた僕は良型アジが入れ食い!といったこともありました。
ちょっと工夫すればエサ釣りよりもアドバンテージがある、立派な武器ともなるのです。
自分が持てる引き出し・知性を生かして、目の前の魚の状況に合わせる愉しさ。そして喜び。
大げさに聞こえるかもしれませんが、これがこの釣りの面白さだと思っています。
あと、食べておいしい魚ばかり釣れるのも・・・笑
まとめ
今回はアジング・メバリングの概要とその違いについて解説してみました。お気軽に始められて、こんなに深い釣りはあまりないと思います。
これから「海のルアーフィッシングを始めてみたい!」という方へも、とてもオススメできる釣りです。
他記事でもこの釣りについては詳しく解説していきますので、ご覧になっていただけるとうれしーです!
ではでは(^^♪