みなさんこんにちは、ぶんぶんです。
今回は、
ウェーダーの種類、違いがよくわからん!
どの種類のウェーダーがどの釣りに向いてるの?
という疑問に答えます。
ウェーダーの種類、違いとは?
それでは、詳しくウェーダーの種類と違いについて解説していきます!
形状の違い
ウェーダーを形状で大別すると3種類。それぞれの違いは「水にどこまで入れるか」という点です。
①チェストハイウェーダー
チェストハイウェーダー=腰まで水に入れるタイプ
チェストハイのウェーダーは胸まで体を覆うタイプのウェーダーで、腰位置まで水に入ることができます。
使用用途としてオススメの釣りの種類は、
- 河口域でのウェーディングゲーム
- 渓流釣り
- サーフでのフラットフィッシュ・ショアジギング
などですね。
腰くらいの水深まで水に入ることができるため、「大は小を兼ねる」という意味で汎用性が高いウェーダーです。脚下の水深であっても問題なく使用できますよ。体を覆う面積が広いため、冬場の釣りでは保温性が期待できます。
ただし、デメリットとしては
- 体を覆う部分が多いので暑い
- 価格がやや高め
- 移動時にかさばる(車が無いと無理)
といった点が挙げられます。
②ウエストハイウェーダー
ウエストハイウェーダー=太ももまで水に入れるタイプ
ウェストハイのウェーダーは腰まで体を覆うタイプのウェーダーで、太もも(足)の位置まで水に入ることができます。
使用用途としてオススメの釣りの種類は、
- 遠浅な河口域でのウェーディングゲーム
- 渓流釣り(中流域より上流部の水深が浅いところ)
- 遠浅なサーフでのフラットフィッシュ・ショアジギング
などですね。
可もなく不可もなく、といった印象で、個人的には使用用途が限定されると思っています。水深が浅めの場所でしか使用できませんし、体の半分を覆うため、チェストハイタイプと同様に暑いです。(後述の素材にもよります)
③ヒップウェーダー
ヒップウェーダー=ひざ下まで水に入れるタイプ(股下まで入ろうと思えば入れます)
ヒップウェーダーは太ももまで体を覆うタイプのウェーダーで、ひざ下まで水に入ることができます。また、濡れてもOKというならば股下まで水に入っちゃってOKです(パンツは逝きます)
使用用途としてオススメの釣りの種類は、
- 小規模河川での渓流釣り
- サーフでのフラットフィッシュ・ショアジギング
などですね。
特徴は「とにかく値段が安い」ということ。安いのは4,000円以下で買えちゃいます。着脱も楽チン&かさばらないので、手軽に使用することができます。
- 夏場のある程度濡れても良い釣り
- ひざ下以下の場所でしか使用しない
というように用途が決まっている方にはすごくオススメです。
素材の違い
そして素材の違いもあります。
服の素材にも「空気を通しやすい」「透湿性に優れる」などありますよね?それと一緒です。
結論から言うと、初心者の方ならば、安くて丈夫なナイロンからの購入をオススメします。万能でとにかく安いです。機能的な不満が出てきたりしたら、次の釣りシーズンから追加で購入すればOKです。ちなみにウェーダーは「価格の高さに比例して長く使える」というわけない、というのも理由の1つ。
①透湿素材
ゴアテックスに代表される透湿素材。もちろん防水仕様です。
透湿素材のメリットは
- 湿気を逃がすので夏場でもある程度快適
- オールシーズン使用できる
という点。オールインパックで、高機能な素材ってことです。
一方デメリットとしては、
- 価格が高い
- 高いわりに耐久性がめちゃくちゃ優れているわけではない
という点。とにかく高いっす。透湿素材&チェストハイタイプのものは30,000円は超えてきます。かといって丈夫、というわけじゃありません。僕も透湿素材の高いウェーダーを使用したことがありますが、2シーズン(年10回釣行くらい)で浸水してきました・・・。
一方で、使用感は快適なので、初期投資ができる方にはオススメできるタイプの素材です。
②ネオプレン&クロロプレン
厚手の素材で保温性に優れているのがネオプレン&クロロプレンタイプのウェーダー。
ネオプレン系素材のメリットは
- 厚手で保温性に優れる(あったかい)
という点。保温性の一点に尽きます。用途としては、冬場の釣りに限定されるため、ヒップウェーダータイプのものは見たことがありません。
一方デメリットとしては、
- 価格が高め(20,000円くらい)
- 夏は激暑
の2点。冬場にウェーディングゲームを快適にしたい方にオススメの素材です。
③ナイロン&PVC素材
価格と機能のバランスが最も取れているのが、ナイロン素材のウェーダーです。
ナイロンとPVCは素材としては明確に異なるのですが、価格帯・使用感ともにほぼ一緒です。
ナイロン&PVC素材のメリットは、
- 価格がとにかく安い(チェストハイタイプでも7,000円前後)
- 中に着込めば冬場もまぁ釣りができるレベル
- 丈夫
という点。コスパでいうと最強です。
一方デメリットとしては、
- 真夏はちょっと暑い
- 透湿素材ではないので蒸れる
といった点が挙げられます。僕は現在ナイロンタイプのウェーダーを使用して渓流釣り&河口域でのウェーディングシーバスゲームを楽しんでいます。、安いわりに2シーズン使い倒してもまだ浸水はしていません。さすがに真夏に使用するとちょっと暑いので、「ゲーター」と使い分けています。夏場は水に濡れても気持ちいいですしね。
長靴一体タイプか?ソックスタイプか?
次に紹介するのが、足元の設計の違い。長靴が一体になっているタイプか?ソックス(ストッキング)タイプか?という点です。
▼長靴一体タイプ
▼ソックス(ストッキング)タイプ
結論から言うと、
- 歩き回る釣りをする方⇒ソックス(ストッキング)タイプ
- どっしり一場所に構えて釣りをする方⇒長靴一体タイプ
というように使い分けるとOK。ソックスタイプは別途靴が必要になりますが、とにかく歩き回りやすいです。一方長靴一体タイプのウェーダーは、どうしても歩きにくくなってしまいます。
僕は渓流で歩き回る釣りをするので、ソックスタイプを使用中。とても快適ですよ(^^♪
さらに重要⇒ソール(靴底)の種類
最後に紹介したいのが、ソール(足底)の形状&素材の話。ただ、これを話すとメチャクチャ長くなります。そして釣りの安全性を決める重要な部分です。
ソールの話については別記事で解説してみます。
ウェーダーは釣りの用途に合わせる
今回はウェーダーの種類、違いについてご紹介しました。ご自身がされる釣りの用途&予算に合わせて、形状・素材を選んでみてください。
最初は、ムリして高めのウェーダーを買わなくてOKです。それぞれの特性を理解したうえで購入したほうが、安全に釣りをすることができます!
ではでは!